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5年目のありがとうⅡ
宣言どおり今日もゆきます。
5周年アンケートで3票獲得のこのお二人。
出会った頃、妻のほうは18歳だったとか。

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 僕の人生は終わった。

 崖から足を踏みはずしたとき、そう思った。
 なれない山歩きなんかするんじゃなかった。
 羅生民族の免疫系を解明してみせると意気込んで出てきたのに、こんなところで僕の命は終わるんだ…。
 けれど運よく、滑り落ちるように落下したことと、背中に背負った大きな荷物がクッションになったことで、僕は命拾いした。落下の衝撃で目から火花が散って、鼻の奥がつんとしたけれど、何とか生きている……。

「大丈夫ですか?」

 と、頭上から、鈴のような声が聞こえた。
 見ると、17、8歳くらいの少女が僕の顔を覗き込んでいた。少女の褐色の肌と夜色の髪と瞳は、彼女が羅生民族だということを語っていた。

 やっと会えた。羅生民族に…!
 でも、そのことよりももっと衝撃を受けたものがあった。
 しゃがみこみ、両手の細い指を組んで、その上に顎を乗せ、ちょっと首をかしげて僕を見つめている。その少女の澄んだ瞳に、僕は釘付けになってしまった。
 なんてことだ。
 僕ときたら服はどろどろだし体はひっくり返ったままだし眼鏡はゆがんでいるし、靴も片方脱げてしまっている! 彼女にこんな見苦しい姿を見せてしまった!

「手を貸しましょうか?」
 何も言えないでいた僕に、彼女が優しい言葉をかける。
「すみません…!」
 反射的に僕は謝ってしまった。
 …ああ、もう! もっと気の聞いた言葉は出てこないのか…!

 僕が真っ赤になって言葉に詰まっていると、彼女はかすかに笑った。
 …見苦しい姿は見せてしまったけれど、彼女のこんな笑顔が見れたから、いいか。



・・・ジェイムズさんの一方的な一目惚れかと思いきや、実はアヤさんのほうも一目惚れでした。

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自己満足オリジナル漫画公開中。
RPGツクールにも侵食中。
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